人々はみな魔力を持っている。 生命の危機に瀕したときその魔力で魔法を使うことができる。 しかし、魔王軍の猛威は世界の7割を支配するにいたっている。 その世界の小さな村で村人たちにも愛される少年は母親と静かに暮らしていた。 しかし、とうとう少年の住む村にも魔王の魔の手が及ぶ。 村人たちは少年を守るべく魔法を使い、攻めてきた魔王軍と命と引き換えに魔王軍を退けた。 残された少年は愛する母や親しかった村人たちとの離別に嘆き絶望した。 そして、少年は魔王への復讐を胸に誓い旅に出るのであった。